神戸製鋼所は1月21日、加古川製鉄所の第6号連続鋳造工場の建設工事と第2分塊工場の増強工事が完了した。
第6号連続鋳造工場は、溶けた鋼を鋳造してブルーム(線材・条鋼向けの半製品)にするもので、:中断面ブルーム連続鋳造機一式新設した。
既存の大断面ブルーム連鋳機に加えて新たに中断面ブルーム連鋳機が備わり、中断面ブルーム連鋳機の建設に際しては、神戸製鉄所で永年培った技術の粋を余すことなく受け継いだ。
第2分塊工場は、ブルームを圧延して線材工場・棒鋼工場の素材であるビレットに加工するもので、圧延前にブルームを加熱する炉を1→2基へ増強し、世界最大級の生産能力を持つ分塊工場に変貌を遂げた。
工程集約に伴う総投資額は約655億円。効果額は年間約150億円を見込んでいる。