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JR貨物/2016年度第3四半期の輸送動向、コンテナ貨物1.2%減

2017年01月20日/調査・統計

JR貨物は1月19日、2016年度第3四半期の輸送動向を発表し、コンテナ貨物は585万9000トン(前年対比1.2%減)、車扱246万5000トン(5.4%増)だった。

10月の台風18号接近、11月の鹿児島線架線切断、12月の北海道東北地区暴風雪などの影響により高速貨152本、専貨6本が運休となった(前年は、高速貨118本が運休)。

また台風10号の影響で不通となっていた石勝線・根室線については、復旧までの間トラック・船舶による代行輸送を実施した。

コンテナは、自動車部品が熊本地震で被災した現地工場復旧と自動車販売台数増加に伴い増送となったほか、化学工業品も前年を上回った。

エコ関連物資については、北海道内建設発生土輸送が好調となったほか、ドライバー不足を背景に積合せ貨物が堅調に推移した。

紙・パルプが印刷紙・コート紙の需要の落ち込みにより大幅な減送となった。

更には、台風 10 号の影響を主因として野菜類・馬鈴薯が減送となったことに加えて、東北・新潟・北陸地区からの民間流通米輸送が低調に推移したことにより前年を下回った。

その他、化学薬品、食料工業品が前年に届かず、コンテナ全体では前年比1.2%減となった。

車扱は、石油が11月に関東地区で記録的に早い積雪を観測するなど、気温低下に伴い灯油を中心に増送となり、車扱全体では前年比5.4%増となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比0.6%増となった。

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