ANAグループは1月13日、ブルーナンバー財団が世界で展開する、食に関わるサプライチェーン・プラットフォーム構築を目指す「ブルーナンバー・イニシアティブ」に、日本企業として初めて参画すると発表した。
<ブルーナンバーにおけるサプライチェーン・プラットフォーム(概念図)>
「ブルーナンバー」は、食に関わる生産者、販売者、消費者などの関係者を対象としたIDであり、生産者は、属性や生産地域、生産物を登録することで、その情報を広く一般に公開することができる。
情報は、ブルーナンバー財団が独立および中立の立場で管理する。
「ブルーナンバー・イニシアティブ」は、流通段階も含め食に係る全ての人・組織がIDを登録することで、生産者から消費者までをつなぎ、サプライチェーンを「見える化」することで、トレーサビリティと透明性の確保を目的としている。
ANAグループは、将来的に機内食などの食にかかわる分野においてこのプラットフォームを活用し、環境保全や人権尊重を含めた「食のサプライチェーンマネジメント」を強化することを目指している。これにより顧客に安全・安心な「食」を提供するとともに、日本各地の生産者支援につなげていく。