横浜ゴムは1月6日、生産財タイヤ事業の拡大のため、愛知タイヤ工業の全株式を取得すると発表した。
2017年3月中の買収完了を想定している。
愛知タイヤ工業は、産業車両用タイヤであるクッションタイヤやソリッドタイヤの製造・販売を日本を中心に事業展開し、日系の産業車両メーカーと広く取引を行っている。
横浜ゴムは中期経営計画「GD100」のフェーズⅣ(2015年~2017年)に取り組んでおり、タイヤ事業戦略の柱のひとつとして「生産財タイヤ事業の拡大に向けた戦略」を掲げている。
■愛知タイヤ工業の概要
所在地:愛知県小牧市大字大草字年上坂5827-1
主要事業:産業車両用タイヤの製造販売(クッションタイヤ・ソリッドタイヤ)、工業用ゴム製品の製造販売・施工
生産拠点:小牧工場、春日井工場(ともに愛知県)
設立年月:1942年7月
資本金:9800万円
売上高:74億円(16年3月期)
営業利益:5.9億円(16年3月期)