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自動車部品メーカーの独ZF社/デジタル変革に向けた準備推進

2016年12月22日/生産

米PTCは12月15日、ドイツのZF社がPTCのWindchill PLM(製品ライフサイクル管理)、Integrity ALM(アプリケーションライフサイクル管理)エンタープライズソリューションを全部門で導入することを発表した。

ZF社はPTCのThingWorx IoTテクノロジープラットフォームスターターキットも導入した。これらのPTCソリューションは、グローバル企業であるZF社のデジタル変革を支援する。

ZF社は自動車関連部品メーカーで、2015年にTRW Automotive社を買収し、アクティブ&パッシブセーフティテクノロジー部門として統合した。

これにより世界40カ国、230拠点に13万5000人の従業員を有する企業となった。

ZF社は事業の変革、システムエンジニアリングの改善、グローバル生産のサポート実現のために、PLM・ALMエンタープライズソリューションを全部門に導入することが必要であると決断した。

業務プロセスやユースケースの定義と分析から始め、広範囲におよぶ大規模なベンチマークを実施し、様々な競合システムを詳細にわたり調査・検討し、将来の課題に対応する上で最も適合性が高く、最善のテクノロジーとしてPTCのソリューションを選定した。

選定に最も影響を与えた要素は、PLMインタフェースとしてALMの情報などを含む様々な製品データへの柔軟なアクセスを実現し、カスタマイズも可能なPTC Navigateが提供する新たな機能。

ZF社はシステムエンジニアリングの取り組みを推進するため、要件と検証、グローバルソフトウェア開発などの様々なPTCパッケージも採用した。

PTCのソリューションによりZF社は、全社横断で一貫性のある部品表(BOM)の構築が可能になり、様々な開発領域を統合するデジタル製品トレーサビリティを実現する。

また、ThingWorxスターターパッケージは、ZF社のデジタル化戦略をサポートし、スマート・コネクティッドな未来に向けて、同社のIoTプラットフォームの標準化をサポートする。

■PTCジャパン
http://www.ptc-jp.com

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