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常磐自動車道/全線開通で、仙台~水戸の往復配送時間が約80分短縮

2016年12月20日/調査・統計

常磐自動車道が2015年3月1日に全線開通したが、国土交通省と東日本高速道路、宮城県、福島県、仙台市は12月20日、そのストック効果を発表した。

<仙台~水戸間の配送ルート>
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<配送時間の変化>
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企業立地増加・雇用拡大により地域経済の復興を牽引。

山元IC~亘理IC間が開通した2009年以降、企業立地数が過去最高を記録した。2015年1月以降、常磐道沿線地域の企業立地による経済効果は約1940億円、福島県浜通りの企業立地による新規雇用者数は約1500人となった。

仙台を拠点とする物流企業では、仙台~水戸間の配送時間が1往復当たり約80分短縮した。時間短縮により1人のドライバー月あたり配送可能回数が2回増加し、生産性が10%向上した。

物流会社からは、「仙台市から水戸市へ配送している。常磐道全線開通を機に、配送ルートを東北道から常磐道へ変更し、1回の配送時間が往復約80分短縮した」、ドライバーは1か月の拘束時間に制約があるため、1人あたりの配送可能回数は、18回/月が限界であったが、開通後は20回/月に増加した」、「常磐道の開通による物流効率化は、課題であるドライバー不足にとっても有効であり、目に見えない効果も大きい」との声が挙がっている。

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