キヤノンITS/第6次NACCSに対応した貿易EDIシステム、新バージョン

2016年11月24日 

キヤノンITソリューションズは11月24日、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)の新仕様「第6次NACCS」に対応した貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Trade」の新バージョンを11月下旬から発売すると発表した。

<貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Trade」のシステム概要図>
貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Trade」のシステム概要図

「EDI-Master DEX for Trade」は、税関手続き・通関手続きなど貿易に関わる業務の電子化、情報共有を実現する貿易EDIシステム。今回のバージョンアップでは、2017年10月から運用が開始される予定の「第6次NACCS」に対応する機能を実装した。

主な変更点は、データ伝送の仕様。第6次NACCSでは、ダイヤルアップ接続によって伝送を行う方式が廃止され、代替手段として、専用線・ADSL・ブロードバンド接続による伝送方式が用意されている。

利用する通信プロトコルは、SMTP/POP3、HTTP、ebMSなどインターネットでよく利用されるプロトコルが使われており、今回の変更により、インターネットプロトコルへの移行が進むと考えられる。

対応業務数では、NACCSで対応できる業務が増加(約800業務→約1400業務)した。 主な追加業務として、包括保険業務が挙げられる。これにより損害保険会社がNACCSに参加できるようになった。

その他、伝送電文のデータ量では、NACCS対応業務の増加等により、項目数、桁数などが増加した。

システム信頼性では、NACCSのバックアップ機能の改善(正副切り替え時間の短縮・関連省庁手続きのバックアップ機能・切り替え作業の省力化)が行われた。

NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)は、輸出入での税関その他の関係行政機関への手続などをオンラインで処理するシステム。

貿易に関わる行政機関、荷主企業、通関業者、フォワーダー(貨物利用運送事業者)などでやり取りされる情報の一元管理、共有化を行う官民共同システムとして、輸出入・港湾関連情報処理センターが1978年より運営している。

「第6次NACCS」では、システムの信頼性向上、通信方式の見直しによるデータ伝送の高速化、対応業務の追加(損害保険業務)などが図られている。

■貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Tradeバージョン5」
価格:440万円~
発売時期:2016年11月下旬
国内販売計画:累計50社/2020年

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