センコン物流は11月7日、中国の子会社、仙弓国際貿易(上海)と、ロシアのSENKON(Russia)の解散と清算を決議した。
仙弓国際は、センコン物流の100%出資により2004年10月に中国上海地域での貿易と物流の両面での事業領域の拡大を図ることを目的に設立。
しかし、現地競争環境などが想定以上に厳しかったことにより、当初の事業計画と乖離が生じてきたことから、組織体制の見直しや増資などによる経営基盤の改善を図ってきたが、今後、大幅な業績改善は見込めないと判断した。
SENKON(Russia)は、センコン物流の100%出資により2005年10月にロシア極東地域での倉庫事業の機能を活かした日本商品の委託販売を目的に設立。
設立後11年を経過し、日本企業及び行政からの受注も除々に増加してきたが、固定費などを吸収するまでの収益には至らなかった。
■解散する連結子会社の概要
名称:仙弓国際貿易(上海)
所在地:中国上海市
事業内容:中国での貿易事業
資本金:308万3000人民元
設立年月:2004年10月
株主:センコン物流100%
決算期:12月
2015年12月期の業績:売上高268万5000円、営業損失560万1000円、経常損失399万円、当期利益399万円
名称:SENKON(Russia)
所在地:ロシアウラジオストク市ニジニェポルトヴァヤ通り1 145-B
事業内容:ロシアでの委託販売倉庫事業
資本金:1250万ルーブル
設立年月:2005年10月
株主:センコン物流100%
決算期:12月
2015年12月期の業績:売上高595万9000円、営業損失1481万2000円、経常損失1435万1000円、当期損失1435万1000円