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帝国データバンク/10月の景気動向、運輸・倉庫は1.3ポイント増

2016年11月04日/調査・統計

帝国データバンクが11月4日に発表した「TDB景気動向調査(全国)2016年10月調査」で、運輸・倉庫は前月比1.3ポイント増で4か月連続の改善となったと発表した。

人手不足による労働コストや燃料価格の上昇といったマイナス要因はあるものの、インターネット通販の浸透を追い風に配送需要が拡大するなか、宅配便取扱個数の増加基調がプラスに働いた。

また、自動車工場の稼働率アップや建設工事増加を受けて一般貨物自動車運送業が堅調に推移し、業界の景況感改善をけん引。

秋の行楽シーズンを迎えた貸切バス業や、建設資材を運搬する沿海貨物海運業でも景況感が改善した。

先行きに関しては、新商品の受注を3年後まで頂いている(一般貨物自動車運送)、熊本の復興関連など、建設関係の仕事量増加の可能性あり(一般貨物自動車運送)、クリスマス貨物や今年中の納品を目指しての輸送が増える見込みのため、年末までは若干良くなる見通し(利用運送)との期待の声も。

逆に運賃・傭船料は、海運業界全体が立ちいかないレベルまで下がっている(内航船舶貸渡)といった声もあった。

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