エステンナイン京都は10月26日、ビーリンクと共同で、買い物をした商品を自宅まで配送するサービス「はこん・どーる」を開発したと発表した。
＜はこん・どーるの概要＞
配送の受け付けからお届けまでをクラウドで一元管理することにより、受け付け、伝票の作成、経路の案内、情報の分析・見える化を支援する総合管理サービス。
2017年の年初から検証およびテスト運用を実施し、同年の春から京阪神地区の小売店向け配送サービスとして顧客への導入を開始する。
高齢者は、日々の買い物の際に荷物を多く持ち運べないなどの支障が生じることが多く、乳幼児の子育て世代も同様で、購入した物を持ち帰る手間を省くサービスへのニーズが高まりつつある。
地域の配送業者は減少傾向にあり、パートやアルバイトを含む人材の確保や、配送での労働生産性の向上が社会的な課題となっている。
クラウドコンピューティングを活用し、配送の受け付けからお届けまでの流れを一元的に管理できる配送支援サービス「はこん・どーる」を開発したもの。
利用者は会員カードをスキャンするだけで配送先を簡単に登録でき、配送業者は地図情報と連動した最適な配達経路が得られるなど、配送手続きの簡略化による消費者の負担低減と、ドライバーの熟練度に左右されない安定した配送サービスの提供を同時に実現できる。
平均配送時間や個数、配送状態の監視、利用者の傾向などを多角的に分析することによって配送業務の可視化が可能になるため、より効率的な業務管理・運用が期待できる。
