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アクティブリンク/起伏や障害物に順応性の高いパワーローダー

2016年10月20日/生産

パナソニックのグループ会社アクティブリンクは、起伏や障害物に対して、より順応性が高い二足歩行および運搬を可能とする「パワーローダー MS-04」のプロトタイプを、東京ビッグサイトで開催している「Japan Robot Week 2016」で10月21日まで紹介している。

NVIDIAのディープラーニングプラットフォーム「NVIDIA(R) Jetson TX1」を採用したモニタリングシステムを搭載することで実現した。

「パワーローダー MS-04」では、人が普段荷物を持ち上げ、抱えて運ぶ姿勢に近い”前抱え構造”を取ることで作業面での安定性を向上。さらに、路面の起伏や障害物との距離を高い精度で把握できるモニタリングシステムを搭載することで、死角なく、順応性の高い歩行が実現できるパワードスーツを提案している。

あわせて、同社では、この領域の研究レベルの進展に寄与すべく、「パワーローダー MS-04」の技術情報を大学や研究機関に提供する。パワーアシスト制御や人間機械協調系など、さまざまな研究に利用してもらうことで、新たな技術・装置の具現化、実用化に貢献し、その成果をよりよいパワーローダーの実現につなげていければとしている。

■「パワーローダー MS-04」プロトタイプの目標仕様
(アクチュエータ)
200~250W ブラシレス8軸(インクリメンタル・エンコーダ搭載)
(センサ)
ジャイロ・加速度センサ 1ch(腰部に配置)
力覚センサ 4ch(左右ハンドル・ペダルに配置)
ポテンショメータ
(拡張性)
パワードスーツの基本制御プログラムは改造可能
上半身部分はマウンタ付きテーブルが実装されており、購入者が任意のセンサやモジュールを取り付け可能
インターフェースとしてシリアル(UART)、LAN、I2Cを実装

■問い合わせ
アクティブリンク
TEL:0742-71-1878

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