経済産業省と日本機械工業連合会を幹事に6省と1連合会が共催するロボット大賞(経済産業大臣賞)に、MUJINの完全ティーチレス/ばら積みピッキングMUJINコントローラ「Pick Worker」が選ばれた。
「Pick Worker」(は、産業用ロボットによるばら積みピッキングを人間がロボットに動作を教示(ティーチング)することなく「完全ティーチレス」で実現するコントローラ。
ユーザーは、ペンダント上でロボットの動作環境を作成、ワークの把持可能箇所の登録、搬送位置や姿勢の登録、の3ステップのみで、専門家でなくても3週間程度でばら積みピッキングの立ち上げができる。
評価ポイントは、自動車産業に加え、物流でのピッキング工程の自動化を推進するなど、労働力不足等の社会的課題解決への貢献と生産性向上に寄与している点を評価。
タッチパネルを用いて直感的な操作で対応可能なシステムにするなど、ユーザー視点で利用環境を提供している。
ロボットメーカーを選ばない汎用性を備え、ロボットの適用範囲の拡大に資する優れた製品であると評価している。
2016年4月下旬~6月下旬までの募集期間に寄せられた全151件の応募の中から、「第7回ロボット大賞審査特別委員会」(委員長:川村貞夫 立命館大学教授)の審査により、第7回ロボット大賞等を決定した。