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CEC、シスコシステムズ/位置情報管理ソリューション分野で連携

2016年10月12日/生産

シーイーシー(CEC)は10月12日、シスコシステムズと、Internet of Things(IoT)を活用した屋内外シームレスな位置情報管理ソリューションの推進で連携したと発表した。

<シーイーシーの動線分析ソリューション>
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両社は、製造現場をはじめ物流倉庫、商業施設における人・設備・モノのデータを収集・分析する仕組みを共同開発し、ムリ・ムラ・ムダを見える化して効率化につながるサービスを提供していく。

連携の第一弾として、シスコのロケーションサービス技術(Mobility Services Engine、以下MSE)のAPIとシーイーシーの位置情報管理システム「RaFLOW」を連携し、Wi-Fiデバイスの位置を取得して屋内・屋外問わず人や物の動線を可視化する。さらに動態分析システム「スマートロガー」と連携することにより、作業者の動態データ(いつ・どこで・誰が・何を)の収集・分析を自動化する。

屋内・屋外で途切れなく人・設備・モノの位置、動線、動態情報(測位対象の細かい動き)を収集することができる。従来のGPS(屋外)を組み合わせた測位手法では難しい測位距離・測位精度のバラつきを解消する。

また、無線LAN同士、無線LAN機器以外の電波干渉など干渉防止などの電波管理を統合管理できます。また、工場・倉庫内の作業員の増減やレイアウト変更、設備配置変更などアクセスポイントの変更時も柔軟に一括管理できる。

さらに、作業者が装着したスマートウォッチから動態情報を自動収集し、従来の紙や映像ベースなどの作業集計・分析に比べてかかる工数を削減します。従来のストップウォッチやビデオカメラでの解析手法に比べ、10分の1以上の時間短縮ができるようになる。

今後は、位置情報管理や動線・動態分析に加えて、設備の運転状況や故障状況などを遠隔監視する稼働管理システムにおいても、シスコのサービスと連携し工場のIoT化を推進していく。この連携に関わるシーイーシーの位置管理ソリューションについて、シスコ東京本社イノベーションセンター・ショーケースにて展示公開を予定している。

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