経済産業省が9月30日に発表した8月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1580万kl、前年同月比8.3%減となり、2か月連続して前年を下回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(482万kl、前年同月比18.6%減)、アラブ首長国連邦(403万kl、6.0%減)、カタール(154万kl、12.8%減)、ロシア(122万kl、2.2%増)、イラン(116万kl、31.4%増)、となっている。
中東依存度は84.7%、前年同月に比べ2.6ポイント増と10か月連続して前年を上回った。
燃料油の在庫は1074万kl、前年同月比3.0%減と11か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ガソリン、灯油及び軽油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。