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大和ハウス工業/浦川竜哉常務執行役員インタビュー

2016年09月07日/物流最前線

倉庫もブランディング、マーケティング戦略必要

―― 海外展開も積極的です。
浦川 つい先日もタイでの物流施設開発を発表したばかりです。タイでは、7月26日付で合弁会社「WHAダイワロジスティクスプロパティ」を設立しています。WHA様が開発中の「レムチャバンプロジェクト」、「バンナプロジェクト」に参画し、物流施設の開発・運営・管理・賃貸を行います。その他、インドネシアでは合弁会社DMLPを設立し、ベトナムではヌンチャク工業団地で佐川ベトナムの倉庫やロンドウック工業団地の開発を行っています。

―― 倉庫としては珍しい演出の松坂桃李出演のテレビCMを放送しました。
浦川 物流倉庫にも当然ブランディング戦略、マーケティング戦略は必要です。大和ハウス工業のコーポレートシンボル(エンドレスハート)とテナント様の企業ロゴを二つ並べて施設に掲示し、お互いのブランド効果を高めていきましょうと提案しています。現在では、業界のトップブランドであるJP様、ファーストリテイリング様、ヤマト運輸様、国分様を始め、多くの企業に賛同をいただいています。物流施設ではありませんが、インドネシアの工場では、「Build by DAIWA HOUSE」と先方から掲示を求められました。

―― 大和物流、フレームワークスとの関係は。
浦川 両社ともグループ会社ですが、互いに協力関係にあります。「Dプロジェクト有明Ⅰ」の物件では3社の社員が出向して、開発を進めています。さらに、フレームワークスの「オープンデータコンテスト」にも協力しています。物流展にもフジタを含め、4社で共同出展します。

―― 日本と東南アジアを飛び回るなどお忙しい中、健康法とか趣味は。
浦川 若いうちは、登山でしたが、最近は行けてないですね。冬山の岩登りが好きでした。老後には尾根に行こうと、あえて尾根には行っていません。そのトレーニングのために、ジョギングをやっていましたが、それが高じてフルマラソンに挑戦しています。現在の記録は3時間18分58秒で、国際大会の標準記録が3時間15分ですが、これがなかなか遠いですね。

―― 読者にメッセージを。
浦川 大和ハウス工業は物流施設のほかにも商業施設や、住宅、分譲マンション、珍しいところでは環境エネルギー事業やロボット事業と幅広いジャンルで豊富な情報と経験を持っています。ぜひ、全国の社員にお声がけしていただき、当社を利用・活用して頂きたいと思っています。

<浦川氏>
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■プロフィール
浦川 竜哉(うらかわ たつや)
出身地:神奈川県
生年月日:1961年2月22日
学歴:1984年3月 立正大学 文学部地理科卒業
2012年3月 明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科修了
職歴:
1985年1月 大和ハウス工業入社
2006年4月 東京支社建築事業部長
2009年4月 執行役員 東京支社建築事業部長
2011年4月 上席執行役員 東京支社建築事業部長
2013年4月 常務執行役員 東京本店建築事業部事業部長 建築事業推進部長
2014年7月 常務執行役員 建築事業担当 建築事業推進部長(現)

■大和ハウス工業
http://www.daiwahouse.co.jp/index.html?adw=sougou_001a

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