横浜冷凍(ヨコレイ)は9月5日、大阪市此花区にある同社の夢洲物流センターが、国土交通省近畿運輸局から「環境に優しい最先端の技術を集結した冷蔵倉庫」として、交通関係環境保全優良事業者として表彰を受けたと発表した。
2014年に竣工した同センターは、オゾン層破壊・地球温暖化の原因であるフロンの代わりに自然冷媒(アンモニア/CO2)を使用した最先端冷却設備、荷捌き場を陽圧化して塵や外気の侵入を防ぐだけでなく、冷却器の排熱を利用して除湿を行うハイブリッド陽圧システムなど、環境に配慮した新技術を導入。
業界最大規模となる太陽光発電システムや、BEMS(Building Energy Management System)によって消費電力の「見える化」と「最適化」を実現する仕組みを整備している。選考委員会からは「冷蔵倉庫に関わる最先端の技術を導入し、環境保全に対する取り組みを意欲的且つ積極的に推進した事例であり、冷蔵倉庫業界のモデル事業として高い評価を与えることができる」との講評を受け、今回の表彰に至った。
表彰式では、若林国土交通省近畿運輸局長から、藤五執行役員阪神ブロック長が表彰状を授与され、その後、社員によるプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われた。