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ダブル連結トラック/新東名で11月から実験走行

2016年08月31日/調査・統計

国土交通省は11月から、大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の実験走行を新東名中心に実施する。

<ダブル連結トラックのイメージ>
20160831mlit1 500x349 - ダブル連結トラック/新東名で11月から実験走行

<実験対象区間>
20160831mlit2 500x214 - ダブル連結トラック/新東名で11月から実験走行

対象区間は、物流の主要幹線で、道路線形も良い新東名を主たる区間とする輸送ルートで実験を行う。

輸送ルートのうち50%以上を新東名を使い、未整備の海老名~御殿場間を含む約250km区間とする。

海老名、豊田東から先は、概ね100km以内(都市高速道路は対象外)で、一般道分を含め最大で500km程度の走行が対象となる。

一般道を通行する場合は、物流施設から直近のIC利用を原則とする。

トラック輸送は、深刻なドライバー不足が進行(約4割が50歳以上)しており、民間からの提案や将来の自動運転・隊列走行も見据え、特車許可基準を緩和し、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の導入を図り、トラック輸送の省人化を促進する目的。

実験を行うため、特殊車両通行許可の基準について、車両長を25mまで緩和(現行21m)する特例を設ける。

<ドイツアウトバーンでの実験車両>
20160831mlit3 - ダブル連結トラック/新東名で11月から実験走行

スケジュールでは、10月に特車通行許可基準の特例通達の発出し、実験参加者の公募(以降、随時参加申請が可能)を行う。

11月から実験を開始し、効果検証を行い、実験開始後の事業者からのニーズを踏まえた内容拡充等、中間とりまとめを行い、2017年度末目途にとりまとめ、本格導入に向けた条件等の検討を行う。

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