日野自動車は8月23日、国土交通省にプロフィアのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(クローズドベンチレーター)。
大型トラックのエンジンにおいて、クローズドベンチレータ(ブローバイガス還元装置)の構造が不適切なため、ベンチレータエレメントが定期交換時期より前に目詰りすることがある。
そのため、クランクケースの内圧が上昇しエンジンオイルが吸気系に流入し、白煙ならびに出力不足となり、最悪の場合、意図せずエンジン回転の上昇や、エンジンオイル量が減少して、エンジンが破損し火災に至るおそれがある。
全車両、クローズドベンチレータを対策品と交換する。また、当該エレメントの定期交換の重要性と確実な交換について注意喚起を行う。
リコール対象車の台数は計4万5805台。不具合の件数は180件、事故は火災が1件。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001141532.pdf