アルプス物流が7月27日に発表した2017年3月期第1四半期決算によると、売上高233億3000万円（前年同期比3.1％増）、営業利益11億2600万円（4.3％減）、経常利益10億6300万円（10.2％減）、当期利益5億9000万円（10.6％減）となった。
電子部品物流事業は、売上高は110億6000万円（前年同期比0.3％減）、営業利益は8億6300万円（5.2％増）だった。
電子部品業界では、車載関連製品を中心とした生産は堅調に推移したが、スマートフォン向けの一部製品などは、期待された増産基調に足踏み状態が続いており、全体としては厳しい状況となった。
新規・深耕拡販の推進などによって国内は増収となり、海外においても、現地通貨ベースでは増収となったが、円ベースでは円高が影響し、売上高全体では若干の減収となった。営業利益は、増収効果に加え、業務効率の向上を進め増益となった。
通期は、売上高945億円（0.7％減）、営業利益49億円（0.9％増）、経常利益49億5000万円（2.3％減）、当期利益27億8000万円（1.4％増）の見通し。
