鴻池運輸は7月20日、航空貨物を利用する顧客が求める「輸送スピード」をさらに高めるため、7月1日から関西国際空港内の「航空貨物梱包」を活用した航空貨物の一貫輸送サービスを提供していると発表した。
航空貨物輸送時の梱包は、通常、空港島外で行われる事が多く、航空機搭載までの手続きがスムーズに運ばれないリスクを避けられない。
リスクを回避したい顧客からの空港島内梱包サービスへの需要の高まりにより、同社は関空での島内梱包サービスを活用していく。
検品、梱包、通関、貨物概要の資料作成を一カ所で実施する事ができ、顧客の貨物引き取りから海外の最終納品先までのリードタイムを従来比で1~3日短縮する。
輸送工程が減ることによるコスト削減や、梱包現場で作成する最終データ(撮影画像など)により、顧客の提供資料を削減し、負担を軽減できる。
今後、鴻池運輸は貨物の集荷から海外納品までの国際複合一貫輸送において、航空貨物の輸送スピードに対する顧客の高いニーズにさらに応えることで「既存顧客の深耕」、「新規顧客の開拓」に注力していく。