LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





井本商運/コンテナ専用船進水、東日本航路に就航する予定

2016年07月06日/IT・機器

井本商運は7月6日、749G/Tコンテナ専用船「みさき」1870D/W、199TEU積の進水式を広島県の小池造船海運で行ったと発表した。

<進水式での「みさき」>
20160706imoto1 500x674 - 井本商運/コンテナ専用船進水、東日本航路に就航する予定

<停泊中の「みさき」>
20160706imoto2 500x384 - 井本商運/コンテナ専用船進水、東日本航路に就航する予定

中速主機関駆動軸発電機(PWM 装置付)を装備し、軸発単独使用とともに、独立した発電機との並列運転を常時可能とした。

主機関は、発停時、入出港時において常時C重油の使用が可能。推進器には可変ピッチプロぺラを装着し、電動駆動可変ピッチスラスターとフラップラダーの装着により離着岸性能の向上が図られている。

艙内では、防爆ファンや、防火構造隔壁を装備した上、バウスラスターを電動モーター駆動にしたことで、艙内の危険物積載区域が拡大され、艙内と暴露甲板上あわせて83TEUの危険物コンテナ積載を可能とした。

冷凍コンテナについては、最大56本を輸送する能力を持ち、サロンでの集中監視が可能なモニタリングシステムを搭載している。

IoT(モノのインターネット)を活用した、航海状況監視カメラを搭載し、インターネット回線を介して船舶と陸上が気象・海象状況や荷役作業進捗の画像情報を共有することを可能にした。

10月初旬に引き渡しを受け、東日本航路に就航する予定。

井本商運は、国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コンテナ戦略港湾及び我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく。

■主要目
船主:玉力汽船
船種/船級:コンテナ専用船/JG
主要貨物:コンテナ(20、40、45対応)
総トン数:749t
載貨重量トン数:約1870t
全長/幅/深さ:95.50m×13.50m×7.05/3.90m
満載喫水:3.82m
建造造船所:小池造船海運
進水日:2016年7月6日

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース