アスクルは7月5日、2016年5月期連結業績概要を発表し、2017年5月期計画で「物流センター固定費・出荷行数推移」を図で示し、売上高拡大に伴い物流センター投資を積極化するとしている。
オーダー1行あたりの固定費の推移とオーダー1行あたりの労務単価の推移を合わせ、売上高成長と物流センターの高度自動化により、2017年下期は利益成長を加速するとしている。
「世界基準の成長をめざし、ECテクノロジーを強化」を掲げ、ビッグデータ、AI(人口知能)、ロボティクス×物流マーケティングメーカーとの共創を図るとともに、成長スピードを加速する。
2017年5月期の全社方針では、「イノベーション(新受取りサービス+ロボット導入)によりサービス進化と物流効率化を実現」としている。
さらに、「BtoB事業はECテクノロジーと商材拡大によりすべての仕事場で圧倒的No.1へ」「LOHACOはメーカーとの共創と認知度向上で第2世代eコマースNo.1へ」を全社方針としている。
「物流を制する者がeコマースを制する」としている。
なお、物流高度化の一環として、2017年12月に竣工予定のASKUL Logi PARK 関西 の概要について、甲子園球場 4.5個分の広さを持ち、アスクル最大の物流センターとなる。
関西圏の中心部に位置し顧客へ短時間アクセスできる利便性。スタッフ向けの食堂を完備した人に優しいセンター。環境評価指標「LEED」 ゴールド認証を取得予定等の特徴を持つ。
■概要
名称:ASKUL Logi PARK 関西
所在地:大阪府吹田市岸部南3-166-12
敷地面積:約7万5000m2
延床面積:約16万5000m2
建物階数:地上4階建(全棟賃借)
稼働開始:2017年12月(予定)