プロロジスは6月1日、茨城県古河市に「プロロジスパーク古河2」の起工式を執り行ったと発表した。
プロロジスパーク古河2は、2階建て、延床面積約2.2万m2の施設として開発し、1階に両面トラックバースと大庇を設け、荷捌きの効率性が高く、雨天時にも作業のしやすい環境を整える。
梁下有効高は1、2階とも6.5mを確保し、1Fの床荷重は1m2当たり2.5トンを確保するなど、標準的な仕様に比べハイスペックで設計で、庫内のおよそ四分の一には、庫内空調を導入する。
環境負荷軽減のため、施設内照明は庫内を含め全館 LED を採用するほか、屋根面には1メガワットの太陽光パネルを設置する。事業継続性の観点から、停電時・断水時でもトイレ、通信、セキュリティー等の機能を維持できる非常時用発電機を設置する計画だ。
プロロジスパーク古河2プロジェクトは、日立物流ファインネクスト社とプロロジスの共同開発案件。
開発用地としてプロロジスが所有していた土地の一部を日立物流ファインネクスト社に譲渡、日立物流ファインネクスト社が危険物倉庫8棟を開発する。プロロジスはプロロジスパーク古河2を普通倉庫のBTS型施設として開発し、同社に賃貸する。
圏央道を利用して東日本広域をカバーできるため今後の物流適地として期待されるエリアで、日立物流ファインネクスト社は、プロロジスパーク古河2を事業拡大のための戦略拠点として活用する。
プロロジスは、約10万5000m2の敷地にBTS型施設の集積パークとしてプロロジスパーク古河の開発を進めており、プロロジスパーク古河2は同パークでの2棟目。
1棟目のプロロジスパーク古河1は今年10月に竣工予定で、3棟目としてプロロジスパーク古河3を経過牛ており、入居企業を募集している。
プロロジスパーク古河の敷地は、茨城県と都心部とをつなぐ新4号国道から至近に位置し、圏央道五霞 IC からは約6km(約10 分)の北利根工業団地内に位置している。
昨年3月には、圏央道・東北自動車道久喜白岡JCT~圏央道境古河IC 間が開通し、神奈川・東京西部方面から東北自動車道へのアクセスが可能となった。
今年度には、圏央道の延伸により都心部から放射状にのびる東名・中央・関越・東北・常磐・東関東の6つの自動車道とつながる予定で、関東全域だけでなく、東北方面や関西方面への広域配送が可能となる。
■概要
名称:プロロジスパーク古河2
所在地:茨城県古河市
敷地面積:2万3789.43m2
計画延床面積:2万1914.43 m2
構造地上:2階建
着工:2016年6月
竣工予定:2017年4月末