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アトル/福岡市内に120億円投じ、2.7万m2の新物流拠点竣工

2016年06月01日/生産

メディパルホールディングスの子会社のアトルは6月1日、医療用医薬品や医療材料等を供給する新物流拠点「福岡ALC」を竣工し、7月稼働を予定している。

<福岡ALC外観>
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福岡ALCは、120億円を投じ4階建て、延床面積2.7万m2の規模。北部九州エリア(福岡圏、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県)の供給拠点として、年間出荷額1600億円を想定している。アトルの本社機能を福岡ALCに移転する。

効率的に安定供給を実現する都市型フルラインセンターで、医療用医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など多種類の商品を、独自の需要予測システムを使い適正な在庫量を確保する。

高い受注納品率を実現するとともに、ALCから直接得意先に届ける方式に転換することで、リードタイムの短縮を実現する。

欠品のない豊富な品揃え、定時配送、ミスのない正確な納品、個口スキャン検品、棚ロケーション順納品など、得意先の利便性と業務改善につながるサービスを提供する。

独自の技術開発により自動倉庫化を図り、ローコストで正確な在庫管理と庫内作業、配送作業を実現している。

災害対策として、建物に免震機能を施し、地震による商品の落下や、機械の破損を防止、停電時にも72時間連続稼働できる自家発電装置を備えている。

瞬時電圧低下補償装置やSPD(高電圧や大電流から重要回路を保護する機器)を導入し、落雷による作業停止を回避、緊急配送用バイク、ガソリン・軽油を配備し、地震などの災害時にも安定供給できる体制を整えている。

■福岡ALCの概要
所在地:福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭2-5-1
敷地面積:3万1794m2
建築面積:9972m2
延床面積:2万7528m2

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