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商船三井/重大海難事故を想定し、緊急対応訓練

2016年05月24日/SCM・経営

商船三井は5月23日、重大海難事故に備え「商船三井グループの船舶管理会社が管理する原油船が、瀬戸内海西部(周防灘)で他船と衝突し、原油流出に至る」との想定で緊急対応訓練を実施した。

<重大海難対策本部での訓練の様子>
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<模擬記者会見で記者からの質疑応答、左が小池 正人執行役員 油送船部長、右が宮坂 真人タンカー安全管理室長>
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訓練内容は、「大分県姫島東方沖を北航していた本船と外航コンテナ船が衝突し、本船の船体が損傷し、積載していた原油が流出する。その後に付近の漁船と接触した可能性がある」との想定で訓練を実施。事故発生を受けて、商船三井本社内に重大海難対策本部を設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

緊急対応体制をより強固のものに整備する狙いで、重大な海難事故が発生した場合における必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認した。

主な参加者は、商船三井 東京本社の池田潤一郎社長、重大海難対策本部を構成する役員と関係部署、船舶管理会社ではMOL TANKSHIP MANAGEMENT(ASIA)が参加した。

今後の取り組みとして、訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有することにより、グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく。

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