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高速道路/新料金導入で首都高渋滞緩和、圏央道が利用増加

2016年05月20日/調査・統計

国土交通省は5月20日、4月1日に導入した新しい高速道路料金導入後1か月の効果について発表した。

<都心通過交通の状況>
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新たな料金の主な効果として、都心通過から外側の環状道路へ交通が転換し、首都高の渋滞が緩和した。

東名~東北道間の都心通過は約5割減など都心通過交通が約1割減。この結果、首都高の交通量は約1%減となった。

2015年3月の中央環状品川線の開通により首都高の渋滞損失時間が約4割減となったが、今回の料金導入により、渋滞損失時間は更に約1割減となった。

また、首都高の短距離利用増加で、一般道が円滑化した。

首都高の短距離利用(24km迄)は、料金引下げに加え、都心通過減少による首都高の渋滞緩和により、その利用が約1~4%増となった。港区青山付近では、首都高(3号渋谷線)の交通量が約2%増となる一方、並行する一般道(国道246号)の交通量が約7%減となり、渋滞緩和に貢献した。

ネットワーク整備進展と料金水準引下げで、圏央道利用が促進された。

圏央道の交通量が約3割増(東北道連絡後との比較でも約5~8%増)、圏央道沿線の物流施設の新規立地も約4.6倍と大幅に増加(首都圏全体では約2.7倍増)となった。

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