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産業ファンド投資法人/IIF 西宮ロジスティクスセンター増築完了

2016年05月16日/物流施設

産業ファンド投資法人(産業ファンド)は5月16日、IIF 西宮ロジスティクスセンター増築プロジェクトでの増築が完了し、増築棟の追加取得を完了したと発表した。

<増築棟と既存棟>
20160516sangyouf - 産業ファンド投資法人/IIF 西宮ロジスティクスセンター増築完了

増築棟は、保管から倉庫内における流通加工業務まで幅広い業務に対応可能な仕様を兼ね備えている。

全館 LED 照明の導入、各階毎に従業員用の休憩室、トイレ設置可能な設備等を兼ね備えており、多数の従業員を起用した倉庫内における検品、発送準備業務など通販物流等のオペレーションにも適している。

増築棟では、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度:「Building Energy-efficiency LabelingSystem」)認証において、本投資法人としては2例目となる「★★★★(4つ星)」を獲得している。また、CASBEE (建築環境総合性能評価システム)においても「B+」を獲得しており、環境負荷を低減する省エネルギー性能の高い施設として完成した。

このプロジェクトは、産業ファンド初の増築プロジェクトとして既存棟のテナントである鈴與と協働して実施したものであり、増築後のテナントを予め確保し、物件からの収益を途絶えさせることなく、物件の収益拡大と長期安定的な契約の継続、資産価値向上を実現したもの。

また、増築棟完成と合わせて既存棟の現行定期建物賃貸借契約(「既存定借契約」)を約10年間延長し、既存定借契約と増築棟定借契約の契約満了日を同日とする旨の変更覚書を締結した。

この増築により、鈴與にとっては増築棟竣工による汎用性の向上を活かして多種多様な貨物の取扱いが可能となると同時に、産業ファンドにとってはこの物件の収益拡大と長期安定的な契約の継続、資産価値向上の実現が可能となる。

産業ファンドは
、このプロジェクトを新たな内部成長の手法として位置づけ、今後も他の既存物件において同様の手法を展開していくとしている。

■取得資産(増築棟)の内容
特定資産の名称:IIF 西宮ロジスティクスセンター(増築棟)
特定資産の種類:不動産信託受益権
所在地:兵庫県西宮市西宮浜1-2
用途地域:準工業地域
構造と階数:鉄骨造合金メッキ鋼板葺4階建
建築時期:2016年5月16日
延床面積:6075.58m2
施工者:鈴与建設
種類:倉庫
取得価格:8億5900万円
鑑定評価額:10億9000万円(2016年5月16日時点)

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