福山通運が5月11日に発表した2016年3月期決算によると、売上高2545億6500万円(前年同期比0.2%増)、営業利益131億3900万円(2.7%増)、経常利益148億2600万円(6.5%増)、当期利益99億1900万円(15.8%増)となった。
運送事業は、商業小口荷物の取り扱い拡大やチャーター便をはじめとする様々なサービスの拡販に努めてきた。輸送サービスの向上を目指し、昨年4月のさいたま川口(埼玉県)に続いて3月には久慈と釜石(岩手県)、福岡中央(福岡県)を開設し、ネットワーク網の整備を図ってきた。
翌日配達エリアの拡充のため、幹線輸送の見直しや関東・九州間において小口荷物を中心とした航空貨物の取り扱いにも注力するとともに、IT基盤を整備し、顧客管理、EDI化の推進など業務の効率化も努めた。
結果、売上高は2232億7900万円(0.6%増)、営業利益は125億2700万円(10.2%増)となった。
来期は、売上高2547億円(0.0%)、営業利益129億円(1.8%減)、経常利益137億円(7.6%減)、当期利益92億円(7.2%減)を見込んでいる。