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SGHD/3年で投資額2940億円、日立物流とのシナジー効果を2~3年で確認

2016年05月06日/SCM・経営

SGホールディングスは5月6日、2016年度から2018年度までの新中期経営計画「First Stage 2018」を策定し発表した。

経営戦略として、「総合物流ソリューションの進化と生産性向上による持続的成長基盤の整備」、「海外事業基盤の強化と国内事業との一体展開によるグローバル物流ネットワークの確立」など5項目を挙げている。

経営目標は2018年度に売上高1兆円、営業利益620億円を目指す。

3か年の投資計画は2940億円で、内訳は資本投資(M&A等)270億円、不動産投資790億円、システム更新などの情報投資620億円、その他(車両、設備等)1260億円。

<栗和田榮一会長>
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グループ横断の営業戦略チーム「GOAL(GO Advanced Logistics)」を基軸としたグループ連携によるソリューション力の強化やグローバル物流ネットワークの拡張等を新たな成長エンジンと位置付けている。これに伴い、経営ビジョンを「アジアを代表する総合物流企業グループへ」と変更し事業を推進するとしている。

栗和田榮一会長は「グループの経営はまだ8割がデリバリー中心の一本足の経営だ。第2、第3の柱を作るため、2014年には組織横断的な物流の総合力を提案するGOALを立ち上げた。3年目を迎え高い評価をいただいている。一定の成長が図れたと思う。2015年は、エクスポランカをグループに加え、2016年は日立物流との資本・業務提携も発表した。今後、グループの重点施策を定めるとともに、M&Aも視野に入れた新中期経営計画を策定した」と述べた。

グループの重点施策は「グループ連携によるソリューション力の強化」、「グローバル物流ネットワークの拡張」「物流周辺事業の価値向上、最適化」、「人材マネジメント」、「IT利用促進」の5項目。

ソリューション力の強化では、GOALの進化を挙げ、デリバリーとロジスティクス、IT、決済、グローバルを併せ持った物流のより川上に向けた営業展開や、すでに実施している大型建造物での物流SCMの再構築など、より新たな取り組みを行うとしている。

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