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川崎汽船/3月期の売上高8.0%減、当期損失514億9900万円

2016年04月28日/決算

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川崎汽船が4月28日に発表した2016年3月期決算は、売上高1兆2439億3200万円(前年同期比8.0%減)、営業利益94億2700万円(80.4%減)、経常利益33億3800万円(93.2%減)、当期損失514億9900万円(前期は268億1800万円の当期利益)となった。

海運業を取りまく事業環境は、燃料油価格の下落が進むなか、油槽船では原油価格下落に伴う備蓄及び輸送需要の拡大による市況の好転が見られたものの、コンテナ船では荷動きが低成長に留まり、新造大型船の相次ぐ就航と相まって船腹需給のギャップが広がり、運賃市況は低迷した。

ドライバルク船においても船腹過剰に中国の景気減速などを背景とする需要の減退が重なり、市況は過去最低の水準で推移した。グループでは、配船効率化などの収支改善策への取組み、運航コストの削減に努めたが、前期比で業績は悪化した。

ドライバルク事業部門においてグループが運航する中・小型船を中心に船隊規模の縮小を一段と加速させ、市況へのエクスポージャーを低減するため構造改革を実施し、保有船の処分と傭船の早期解約、減損損失等の特別損失等を計上したことにより、514億9900万円(前期は268億1800万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となった。

来期は、売上高1兆1000億円(11.6%減)、営業利益170億円(80.3%増)、経常利益150億円(349.3%増)、当期損失350億円(-)を見込んでいる。

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