経済産業省が4月28日に発表した3月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1755万kl、前年同月比3.4%減となり、4か月連続して前年を下回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(592万kl、前年同月比13.4%減)、アラブ首長国連邦(462万kl、3.1%増)、クウェート(165万kl、33.6%増)、カタール(159万kl、20.2%増)、ロシア(134万kl、12.4%増)、となっている。
中東依存度は85.9%、前年同月に比べ0.4ポイント増と5か月連続して前年を上回った。
燃料油の在庫は876万kl、前年同月比0.5%減と6か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ナフサとB・C油は前年同月を上回ったが、ガソリンとジェット燃料、灯油、軽油、A重油は前年同月を下回った。