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GLP/GLP吹田がサステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)に採択

2016年03月24日/物流施設

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は3月24日、大阪府吹田市に開発中のGLP吹田が国土交通省の「2015年度(第2回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」で、物流施設として初めて採択されたと発表した。

<3D換気システムの構造図>
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GLP吹田は社会のインフラストックとして200年の継続利用を目標に、免震構造を採用すると同時にフル・プレキャスト化とBIM(ビルディングインフォメーションモデリング:コンピュータ上で3次元の建物を構築する設計技術)を活用し、建設時のCO2排出に配慮する。

物流施設として初めてとなる庫内の快適性を保つための多層式車路の3D換気システムを採用する。

各階中央車路を縦につなぐ煙突状のダクトを設置し、チムニー効果による自然換気を行うとともに、自然風を利用した水平換気を取り入れることでファンの稼働時間を削減し、CO2排出量とエネルギー使用量削減を図る。

また、全館LED照明、浄化槽排水の中水利用や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備も兼ね備えると同時にBCP対策にも対応。

太陽光による電力は通常時は売電するが、非常時に商用電源が停電した場合はその電力を館内の帰宅困難者待機エリアに活用する予定としており、雨天時や夜間など太陽光発電が見込まれない時のために蓄電池も整備する。

なお、サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)とは、サステナブル性という共通価値観を有する省エネ・省CO2や木造・木質化による低炭素化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物のリーディングプロジェクトに対して、国が予算の範囲内で支援するというもので、2015年度の第2回では12プロジェクトが採択された。

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