ドイツポストDHLグループは、「物流におけるロボティクス」と題して動向調査報告書を発表し、協働ロボットが今後のサプライチェーンへもたらす影響を明らかにした。
グループでは、今後ロボットが物流において果たす役割について検証を開始する。
ロボットを活用したサプライチェーン変革施策を探るため、既に一部の物流施設で協働ロボットの実証実験を進めている。
技術革新のスピードは益々加速しており、技術進歩や新たな発見が日々生まれ、ロボット開発は前途有望な分野であり、今後の技術の発展により物流業界も恩恵を受けることが期待されている。
実証実験結果とそこから得られた知見は、4月7日にドイツに在るDHLイノベーションセンターで、ロボット技術の専門家を集めて開催されるグループ初のロボティクスデーについて発表する。
ロボティクスデーでは、進化したロボットと人間がいかに協働可能かを主なテーマとして取り上げ、ロボット業界を牽引する主要企業による最先端技術の展示も予定している。
報告書は、高度なロボット分野の第一線で活躍する研究者や専門家から得られた知見や最新情報を集約したもので、DHLが物流業界に関連する動向や技術を特定して活用することを目的として発行している「ロジスティクス・トレンド・レーダー」の一環として作成した。