日本通運は2月26日、国土交通省主催で実施した2月15、16日の海上輸送演習に貨物船「ひまわり2」やコンテナシャーシなどを使ってサポートしたと発表した。
演習は、首都直下地震時には人口の密集する首都地域で大量の災害支援物資が必要となることが想定されるため、大量の物資を輸送できる海上交通を活用した災害支援物資運搬にかかる実効性の検証のため、実施された。
日通のサポート内容は「大阪での救援物資保管とダミー物資の用意」、「保管倉庫から、堺泉北港(基幹的広域防災拠点)への輸送」、「大阪から東京まで輸送するコンテナシャーシの準備」を経て、「堺泉北港(基幹的広域防災拠点)におけるコンテナシャーシ―への積込み」、「堺泉北港防災拠点から、大阪・舞洲港へのコンテナシャーシ輸送」、「舞洲港~川崎港・東扇島基幹的広域防災拠点への輸送」、そして「東扇島防災拠点から5拠点、2避難所への配送」を行った。
日通は、災害支援法に定められた指定公共機関として、これからも災害予防・応急・復旧等に積極的に取り組むとしている。