プロロジス/埼玉県吉見町に10.5万m2のハイブリッド物流施設竣工

2016年01月21日 

プロロジスは1月21日、埼玉県比企郡吉見町に地上3階建、延床面積約10万5000m2の大型マルチテナント型賃貸用物流施設「プロロジスパーク吉見」が竣工した。

<プロロジス吉見の外観>
プロロジス吉見の外観

<正面エントランス付近>
正面エントランス付近

<位置図>
位置図

プロロジスパーク吉見は、圏央道川島ICから約7㎞、関越自動車道東松山ICから4.5㎞と、いずれも車で約10分の立地。

昨年10月の圏央道桶川北本ICから白岡菖蒲IC間の開通により、東北自動車道も利用しやすくなり、関東全域に加えて東北方面への拠点としても活用できる物流適地。

国道407号と254号至近の結節点にも近く、都心部へは、国道254号が利用でき利便性も高い。近隣には、通販大手ベルーナが2014年に自社物流拠点を設けるなど、首都圏のへの配送拠点として注目されているエリア。

最寄り駅の東武東上線東松山駅からは車で約8分、施設最寄りのバス停留所からは徒歩約6分と、従業員の通勤にも便利。

東松山駅にかけては住宅地が広がり、労働力確保にも有利である一方、区画整理事業で整備された工業地域にあるため、24時間操業も可能。

<設計概要>
設計概要

大きな特徴はこれまでにないユニークな設計。作業性に優れたワンフロアオペレーションタイプを各階に配置しながら、保管効率の良いメゾネットタイプも融合したハイブリッドタイプとしている。

これは、多様な物流ニーズに応えるための試み。ワンフロアオペレーション部分は、東西両側にトラックバースを備えた1階全フロアと、2階3階の東側で、1階の最大利用面積は約3万1500m2におよぶ。

一方、2階3階の西側の倉庫スペースはメゾネットタイプで、荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、荷捌きの迅速性と保管効率を両立させている。

車両動線については、ステップ型スロープを採用しており、2階に中央車路を、3階に片車路を備えたことで、敷地を有効に使いながら大型車両が各階へ直接アクセスすることができる。3階車路は、東側区画の入居企業の専用車路として利用でき、屋根を設け降雨降雪時にも安全な通行・作業が可能な設計とした。

<1階倉庫内部>
1階倉庫内部

梁下有効高についても、5.5m~7.3mと、一般的な高さである5.5mよりも最大2メートル近く高くし、ラックの4段積など多様な物流オペレーションが可能な設計とした。

オフィス部分は、内部間仕切りなどの造作工事対応が容易な「システム天井」を採用し、レイアウト変更にかかる入居企業の労力・費用の負担削減にも寄与する。

<1階の130席のラウンジ。コンビニエンスストアや会議室なども用意している>
1階の130席のラウンジ。コンビニエンスストアや会議室なども用意している

1階には、コンビニエンスストアや、130席の休憩ラウンジとプロジェクタを備えた会議室を設け、無線LAN接続を利用できるなど、働きやすい環境を整えた。

入居企業の事業継続性への配慮から、災害等による停電時でもトイレやセキュリティの機能を72時間程度維持可能な非常用発電機、緊急地震速報システム、衛星電話などを備えている。

環境負荷低減のため、昼光利用システムや、庫内を含む施設全体にLED照明を採用したほか、国内のプロロジスの施設としては最大規模の約2MWの太陽光発電システムを導入し、CASBEEのAランク認証やBELSを取得する予定だ。

<プロロジスの山田御酒社長>
プロロジスの山田御酒社長

プロロジスの山田御酒社長は「この土地は2013年8月に取得したが、この地が埋蔵文化財の保護地区ということもあり、高さ制限や地下工事などでさまざまな規制があった。吉見町や県と調整しながら2014年8月に着工した。埼玉県では2005年のプロロジスパーク加須から数えて8棟目となる。日本全体では81棟目となる。日本で最も先進的な施設となったと自負している。入居企業は最大10社まで大丈夫だが、広い面積を求める顧客も多く、4~5社になるものとみている」と話した。

■プロロジスパーク吉見の概要
所在地:埼玉県比企郡吉見町西吉見
敷地面積:6万3502.79m2
延床面積:10万4856.52mm2
構造:鉄骨造、地上3階建
着工:2014年7月
竣工:2016年1月

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