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圏央道/桶川北本IC~白岡菖蒲IC開通で、配送範囲が約1.2倍拡大

2015年12月25日/調査・統計

国土交通省は12月25日、10月31日に開通した桶川北本IC~白岡菖蒲IC間の効果を発表した。

<開通区間の位置図>
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圏央道内側を通過していた東名高速⇔東北道の交通が9割から3割に大幅に減少した。

首都高速中央環状線経由の交通量は4300台/日⇒2300台/日に減少した。

交通量が減少した首都高速中央環状線(大橋JCT~江北JCT)の渋滞が約2割減少するなど、都心の渋滞を避けて目的地へ向かう傾向が見て取れる。

移動時間が短縮し、配送が効率化するため生産性の向上に繋がるとの期待もあり、標準配送範囲が約1.2倍拡大(半径80km→100km)したとの声があり、沿線に立地する企業の生産性の向上に寄与したとしている。

事例として、YKK AP埼玉窓工場関係者の声で、「今回の開通で配送時間の短縮や配送エリアの拡大、配送回数の増加など生産性の向上が期待できる。1人のドライバーが1日で半径80km圏内の現場を2件程度担当していたが、同じ条件で半径100kmに配送エリアを拡大することができた」としている。

鬼怒川温泉では台風の影響で宿泊客数が前年比5%減少したが神奈川県内からの宿泊客数が2割増加し、関東近郊の観光地がより身近になった。

なお、桶川加納IC~白岡菖蒲IC間の1日平均交通量は平均3万2600台。

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