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日本政策投資銀行/三ッ輪運輸に融資

2015年12月22日/SCM・経営

日本政策投資銀行は12月22日、北海道の三ツ輪運輸に対し、「DBJ BCM格付」と「地域元気プログラム」の両方に基づく融資を実施したと発表した。

三ッ輪運輸は国際バルク戦略港湾に選定されている釧路港を主要拠点に飼料貯蔵事業、港湾荷役事業、倉庫・輸送事業等、幅広い総合物流サービスを展開している。

格付評価では、労働安全衛生の枠組みを基盤に、従前より徹底した防災活動に取り組む中で、保健師が救急救命講習の講師資格を取得し毎月社内講習を開催した結果、従業員の約7割以上が有資格者である等、有事の生命安全確保策に繋げている。

釧路港の西港・東港のそれぞれにおいて荷役機能に係る機器を複数台有しているほか、グループネットワークを活用した燃料・資材、OB会ネットワークを通じた人的資源など有事に必要な経営資源を保持することで港湾機能の継続性を確保している。

港湾BCP協議会のメンバーとして釧路港港湾BCPを策定し、幅広い港湾事業者と連携して情報連絡訓練などの初動訓練を実践する等、港湾BCPと一体化する形で自社のBCPについても整備を進めている。

「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により、企業の防災・事業継続への取り組みを評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、世界で初めての融資メニュー。

「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組み。北海道支店では、「北海道の成長を牽引する食のバリューチェーン強化」をテーマのひとつにして、北海道の企業に対して情報面・資金面でのサポートに取り組んでいる。

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