LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





アスクル/100億円投じ、福岡に新物流センターを新設・稼働

2015年12月11日/物流施設

アスクルは12月11日、福岡県糟屋郡で現在稼動中の物流施設「アスクル福岡センター」の移転・拡充計画を進めていたが、12月30日から福岡県福岡市に新設した「ASKUL Logi PARK福岡」を本格的に稼動すると発表した。

<ASKUL Logi PARK 福岡>
20151211askul1 500x357 - アスクル/100億円投じ、福岡に新物流センターを新設・稼働

<外観東南面>
20151211askul2 500x375 - アスクル/100億円投じ、福岡に新物流センターを新設・稼働

<4階食堂>
20151211askul3 500x334 - アスクル/100億円投じ、福岡に新物流センターを新設・稼働

<4階食堂カフェテリア>
20151211askul4 500x357 - アスクル/100億円投じ、福岡に新物流センターを新設・稼働

コンベヤを中心としたマテハン設備にアスクルのノウハウを随所に施した出荷型の最新鋭の物流センターで、延床面積は約5万4842m2と福岡センターの約2倍の広さ。

受注から出荷まで最短20分というアスクルのスピード配送をささえる九州・沖縄エリアの基幹物流拠点として機能する。

設備効率を最大限に生かすため、2フロアに跨ぐ高さ約14mのケース自動倉庫による在庫移動(補充)の自動化や自動梱包機I-packの導入による梱包工程の効率化など、自動化、省人化、省資源化をテーマに自社設計した。

また、アスクルで初めて物流施設内に本格的な調理設備を設置し、スタッフへの昼食の無償提供を開始する。食堂運営は、福岡県で数多くの運営実績をもつ学校法人中村学園事業部に業務委託。一汁三菜を基本としたバランスの良い温かい食事の提供で、施設で働くスタッフの健康に配慮した環境づくりを目指す。

その他、太陽光発電設備の設置や倉庫内照明のLED化など環境対応型の施設となっている。

立地面では、博多港、福岡空港、博多駅、福岡インター、JR貨物など、陸海空の交通連結点が半径10km以内に集積するなど物流施設として好適な立地で、法人向け事業のみならず、今後のアスクルのビジネス拡大を視野にその機能拡張に余地を残しているという。

アスクルが福岡市より取得した福岡市東区(福岡アイランドシティ)の用地に建設した地上4階建の物流センター。現在稼動中の福岡センターは、2000年9月に開設されたもので、その後のアスクルの事業成長とともに拡張が続き、県内に分散した複数の物流拠点の機能集約・統合が課題だった。

福岡センターからの移管は2016年2月完了予定。アスクルは全国で7か所の物流センターを運営しており、これら基幹センターを通じて当日/翌日お届けのスピード配送を展開(一部地域除外あり)していく。

■施設の概要
名称:ASKUL Logi PARK福岡
所在地:福岡市東区みなと香椎2-25-12
敷地面積:約2万4905m2
延床面積:約5万4842m2
建物階数:地上4階建
総投資概算額:約100億円(土地、建物、マテハン総計/交付金含まず)
交付金:約14億円(土地・建物・設備の合計)
主な付帯設備:従業員向け食堂、太陽光発電設備、倉庫内照明のLED化

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース