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JFEエンジニアほか/船舶用バラスト水処理装置のメンテナンス体制を拡大

2015年10月07日/IT・機器

JFEエンジニアとジャパン マリンユナイテッド(JMU)、JMUの子会社IMCは10月7日、バラスト水処理装置(JFEバラストエース)の保守点検、修理とコミッショニング等に関する業務提携契約を締結したと発表した。

JFEバラストエースは、海水をフィルターでろ過して取り入れた上で、薬剤処理によってその海水に含まれる海洋生物を除去するシステムで、バラスト水を簡単(Simple)・確実(Sure)・安全(Safe)に処理できる性能が高く評価されており、2010年5月の型式承認取得以降、国内外で累計700隻を超える船舶に採用されている。

JFEエンジニアリングは、これまでJFEバラストエースの搭載後のサポート体制を、ISSマシナリーサービスリミテッドやマシン商会とともに整備してきた。

今回の提携でジャパン マリンユナイテッドグループのスキルとネットワークが加わることにより、メンテナンス拠点を世界の主要港21拠点に拡大し、JFEバラストエースを搭載した船舶の運航の利便性を向上する。

JMUは、ライフサイクル事業について国内外のグループ会社および提携海外修理ヤード、沖修理業者などのグローバルネットワークを構築し、舶用機器のアフターサービスなど就航船のトータルサポートを提供してきた。

2015年10月1日を以ってジャパン マリンユナイテッドのライフサイクル事業を継承したIMCは、バラスト水処理装置のアフターサービスを取扱品目に加えることで、今後増大する環境対策分野での事業拡大を目指す。

3社は、今後もそれぞれの事業の強みを活かし、バラスト水処理に関する顧客のニーズに応えることで、海洋環境の保全に貢献していく。 

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