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GLP/埼玉県吉見町に日本ロジテム専用センター竣工

2015年10月07日/物流施設

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は10月7日、埼玉県比企郡吉見町で建設を進めていたBTS(ビルド・トゥ・スーツ)型物流施設「GLP吉見」を竣工した。

<外観>
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地上4階建て、延床面積6.2万m2で、日本ロジテム専用のBTS型物流施設。

埼玉県の中部に所在し、関越自動車道、圏央道、国道254号と407号至近に位置するため、効率的な物流オペレーションを実現すると同時に、埼玉県内のみならず首都圏全域への広範囲なエリア配送が可能だ。

<GLPの帖佐 義之社長(左)と日本ロジテムの中西弘毅社長>
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GLPの帖佐 義之社長は、「BTS型施設の開発は顧客の要望に基づいて開発するもので、土地の選定も含め、早い段階からさまざまな要望をいただいた。高床式のトラックバースと低床式のトラックバースの設置、メザニン構造(中2階)の3階、4階などもバランスよく実現した。日本ロジテムさんとはGLP綾瀬に続くもので、物流業務ニーズに最適な環境を提供できたものと考えている」と話した。

日本ロジテムの中西弘毅社長は「GLPさんには、さまざまな要望をし、作業性の高い仕様としてもらった。全体的なコストダウンも図ってもらった。全国をはじめ北関東を中心とした配送拠点とし食料品やEC対応需要を中心に展開したい。現在の稼働率は50%程度で、早ければ年内、遅くても半年以内にフル稼働に持っていきたい。綾瀬の時と同様、今回もワクワクしている」と抱負を述べた。

最新鋭の倉庫の供給量が国内全体の数%程度しかないことから、需要は当分続くとしている。両氏とも「供給が需要を呼び起こす」として今後への期待感を表明した。

<1F部分>
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<3F部分>
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<メザニン構造部分>
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<屋上の太陽光パネル>
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<1Fに設けたトラックドライバー用の外部トイレと喫煙室>
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施設面では、建物を耐震性能とし、照明はすべてLED化、食堂の設置、屋上には売電用の太陽光パネルを備えている。川に面した立地のため、浸水対策として電気室を2階に配するなど、災害発生後も継続的に施設運営が望める設計としている。

なお、GLPは、埼玉県下で「GLP吉見」を含め14施設を運営し、現在「GLP狭山日高I」、「GLP狭山日高Ⅱ」の2施設を開発している。

■施設概要
施設名:GLP吉見
所在地:埼玉県比企郡吉見町
敷地面積:3万3913m2
延床面積:6万2281m2
駐車場:従業員用駐車場137台、来客用駐車場6台、トラック駐車場27台

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