インフォア/グローバル・コマース・プラットフォームのGTNexus社を買収

2015年08月17日 

米インフォアは8月11日、世界最大のクラウドベースのグローバル・コマース・プラットフォームを提供するGTNexus社の買収について合意したと発表した。

買収金額は6億7500万ドルで、規制当局の承認を待って45日以内に完了する予定。

GTNexus社が提供するクラウドベースのビジネスネットワークは、現在、ロジスティクスサービスプロバイダー上位10社のうち6社、グローバル金融機関30社を含む約2万5000社が利用し、毎年1000億ドル以上の取引が行われている。

GTNexus社の顧客には、アディダスグループ、キャタピラー、コロンビアスポーツウェア、DHL、ホームデポ、リーバイストラウス、モラー・マースク、ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル、UPSなどが含まれている。

インフォアは、ERPソフトウェアベンダーの1社であり、製造業における生産管理の社内プロセスの統合化を支援している。

生産現場において受託生産へのシフトが進む中、ブランドオーナーのERPシステムから受託先のERPへと移行が進んでいるが、こうした受託生産企業の多くがインフォアのソリューションを利用している。

1つの商品を設計、製造、出荷するのに複数の会社が関与するのが当たり前となった今、こうした企業がクラウドで連携することは必要条件になっている。

GTNexus社が提供するグローバルなオーダー管理システムは、パートナー企業間のコマース連携を実現し、小売やファッション、製造業における商品の出荷プロセスを最適化し、サプライヤとコラボレーションしながら需要に見合った商品を顧客や配送センター、小売店へ出荷することができる。

GTNexusのネットワークは、バイヤーとサプライヤのオーダー管理システムに直接統合することができ、バイヤーは、GTNexusを経由してオーダー情報をサプライヤや金融機関、貨物運送会社、ロジスティクスプロバイダーに転送できる。

GTNexusは、ネットワーク全体のオーダー管理システムとなって、複数パートナー間でやり取りされるオーダーのマスター記録を管理する。

またGTNexus社は、バイヤーとサプライヤ間の決済取引についても、90か国、8通貨において200億ドル以上を処理し、バイヤーや金融機関は、GTNexusのクラウドを介して、資金調達・支払保証を輸出の前後に提示することができるす。

GTNexusのネットワークにInforCloudSuiteのテクノロジーが加われば、マーチャンダイジングやマーケティング活動を需要データと統合することが可能になり、予測データから推定する必要がなく、売上、オペレーション、生産計画のすべてを改善することができる。

生産工程内にあるオーダーの仕掛品の状況についても把握することができ、部品表に変更があれば、インフォアの製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションから変更内容を転送し、コラボレーティブに設計することも可能という。

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