国土交通省は7月31日、2014年11月から全4回で開催された「物流事業者におけるKPI導入のあり方に関する検討会」でとりまとめた「KPI導入の手引き」を公表した。
物流事業者でのKPIの導入は、「自らの事業の生産性、最適性、課題等を明らかにし、業務改善に繋げる」とともに、「荷主に対しても理解を得やすく、荷主とパートナーとして連携していく素地を形成する」効果をもたらす。
ところが、中小事業者が大半を占める物流産業では、企業間競争の激化により人件費が切り詰められる等、業務の効率化ではない部分での競争が行われているおそれがある。
このため、荷主と物流事業者が一体となって健全な効率化を通じた物流産業の発展を促す必要があり、KPI導入・普及促進をその手段として活用するための諸課題を検討するために本検討会を設け、201411月から2015年3月までに4回開催し、「KPI導入の手引き」について検討を行った。
検討会での意見を踏まえて修正し、とりまとめを行った。
なお、今年12月に開催予定のグリーン物流パートナーシップ会議においても、物流の生産性向上による持続可能な物流体系の構築に資する取組として、物流KPIを活用したものを応募の対象に含むこととし、それを通じて普及活動を図っていく。
概要版
http://www.mlit.go.jp/common/001098638.pdf
詳細版(前半)
http://www.mlit.go.jp/common/001098904.pdf
詳細版(後半)
http://www.mlit.go.jp/common/001098905.pdf