P&Gは、物流パートナーの濃飛倉庫運輸と進めたモーダルシフトの取り組みに対して「第16回物流環境大賞」を受賞したと発表した。
<日本物流団体連合会・川合正矩会長(写真中央)から賞状と盾を受け取る濃飛倉庫運輸・瀬川義章 常務取締役(左)とP&G・松本朝子滋賀工場 資材調達部門リーダー(右)>
受賞功績に挙げたのは、31ft 鉄道コンテナの往復共同利用の実現。
化粧品を生産している滋賀工場は、昨年11月から製品容器を調達する際、東京―京都間の輸送をトラックから鉄道に転換しており、この区間のCO2排出量を約20%減の年間約135トン削減できる見込み。
31ft鉄道コンテナは数量が限られており、かつ往復利用が難しいとされているが、荷主であるP&Gと物流パートナーの協力により、他社が空で返送していたコンテナの復路を活用して、追加コストを避けながらモーダルシフトを実現したことが評価された。