三菱樹脂は7月1日、中国で液晶テレビの偏光板向けリリースフィルム等を生産・供給する光学用ポリエステルフィルム加工製品の製造・販売子会社MPFW社の工場等が完成し、開業したと発表した。
＜工場外観＞
4月より生産をスタートし、7月から本格販売を開始する。
中国に液晶パネルの新工場が相次ぎ建設されるなか、液晶用バックライト部材等に使われるポリエステルフィルムを現地で生産・供給することを目的に、三菱樹脂ポリエステルフィルム（蘇州）社を設立し、2013年10月より生産を開始した。
一方、液晶部材のひとつである偏光板についても、中国での生産が本格化される見込みであることから、無錫市に約20億円投じてMPFW社を設立し、ポリエステルフィルムのコーティングラインを導入することで、立ち上がりが予想される中国の偏光板メーカーに対して、ポリエステルフィルム（原反）にシリコンを塗布した偏光板向けリリースフィルム（離型フィルム）等を供給することを目的に建設を進めてきたもの。
■MPFW社の概要
社名：三菱樹脂光学フィルム（無錫）社
所在地：中国 江蘇省無錫市
設立：2013年10月14日
資本金：13億円
株主：三菱樹脂100％
事業概要:ポリエステルフィルム加工製品の製造・販売
