フェデックスと日本郵便は6月26日、国際貨物輸送サービスで協力体制を構築することで合意したと発表した。
合意したのは日本発着の貨物に対して、サービスの強化を目指したもので、今秋以降に実施する。
フェデックスは、日本郵便の国際輸送サービス「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」について、日本発荷物をフェデックス・インターナショナル・エコノミー(IE)のオペレーションで提供する。
これにより、日本郵便はUGXの米国宛国際輸送サービスを開始。日本郵便が集荷した米国宛の貨物は、フェデックスにより米国までの輸送と通関手続き、米国内での配送を行う。
日本に到着する貨物では、フェデックスにより世界各国で集荷され、日本への輸送と通関手続きを終えた貨物の一部は、日本郵便が国内配送を行う。
合意によって、フェデックスの広範な国際輸送と米国内輸送ネットワーク、通関手続きの経験と、日本郵便の国内輸送ネットワークそれぞれの強みを生かして協力し、日本をはじめ、世界の顧客が、よりスピーディーで確実な国際輸送サービスを利用できるようになるという。
特に昨今市場が急速に拡大しているeコマースで取引される、比較的小型・軽量で価値の高い商品の輸送に、新たな選択肢が増えるものとみている。