経済産業省は6月24日、宮城県トラック協会の協力を得て原子力被災者生活支援チームにより常磐自動車道と国道6号での積荷への放射性物質の付着調査を行いその結果を発表した。
トラックが通過した範囲の空気中の放射性物質全てが積荷に付着するという現実的には起こり得ない極端に保守的な条件で計算した表面汚染密度の計算評価上の最大値は、1回通行あたり常磐道で0.0017Bq/㎝2、国道6号で0.076Bq/㎝2だった。
実測では、荷台後部ドア、荷台内壁、積荷表面及び積荷内部の表面汚染密度はいずれも計算値と同等以下に設定した検出限界値未満だった。
調査は4月22日、23日の両日。調査区間は、常磐道常磐富岡 IC~浪江 IC 間14.3㎞(内、帰還困難区域8.7㎞)、国道6号帰還困難区域部分14.1㎞。