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TNTエクスプレス/欧州でティラノサウルス・レックスの頭骨化石を輸送

2015年06月05日/国際

TNTエクスプレスは6月2日、オランダ・ライデンにあるナチュラリス生物多様性センター所有のティラノサウルス・レックスの頭骨化石を、米国・サウスダコタのブラックヒルズ地質調査研究所からドイツ・フュルトにあるフラウンホーファーEZRT研究所へ無事に輸送した。

<発掘された頭骨化石>
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<輸送中のトラック>
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<トラックにペイントされた「注意ティラノサウルス積載中」>
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総重量690キログラムの頭骨化石は、周到に準備された1.9mの木箱に密封され、米国から7800㎞の距離を移動した。

TNTエクスプレスは、サウスダコタからニューヨーク・JFK空港までの2785㎞の距離を陸路で輸送し、ボーイング747貨物輸送機でベルギー・リエージュにある同社のハブ空港へ空輸。その後フュルトまでトラックで陸送。輸送中は定期的に貨物の状態を確認して報告した。

この頭骨化石は、米国への帰路の途中にアムステルダムに寄り、オランダ国営テレビの番組で紹介される予定。今回の輸送に使われたTNTの特別トラック配送車は、最先端の貨物追跡技術を備え、「スペシャル・サービス」のドライバーによって輸送された。

保存状態の良いこの頭骨化石は、6600万年前のメスのティラノサウルス・レックスのもので、2013年にモンタナで発掘され、2014年にナチュラリス生物多様性センターの所有となった。この化石の現物は2016年9月に、ライデンにある同センターで展示される。

この頭骨化石は、フュルトにあるフラウンホーファーEZRT研究所に到着後、高解像度のCTスキャンにかけられ、詳細な3D-X線画像が撮影された。ナチュラリス生物多様性センターとフラウンホーファーEZRT研究所は6月末に、その分析結果を発表する予定。それに先立つ6月の第1週に、TNTエクスプレスはこの標本を米国に再度輸送する。

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