東芝は6月3日、マイクロソフト コーポレーションと、あらゆるモノをインターネットにつなぐIoT(Internet of Things)のソリューションでの提携関係を構築すると発表した。
センサーなど東芝のIoTデバイスと、マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure(アジュール)」を連携させ、データを収集・分析することで、さまざまな課題を解決するIoTソリューションの提供を今年中に複数の事業領域で開始する。
今回の合意に基づき、IoT機器向けアプリケーションプロセッサ「ApP LiteTM」、ドライビングレコーダ等のセンシングデバイスやクラウドストレージサービスなど東芝の製品・サービスと、「Azure」を構成するIaaS(Infrastructure as a Service)、「Azure」への専用線接続サービス「Azure ExpressRoute」やデータの分析・機械学習サービス「Azure Machine Learning」などマイクロソフトのクラウドプラットフォーム・サービスを組み合わせることにより、新たな価値を付加したIoTソリューションを開発する。
まずは物流市場向けに、東芝のセンシングデバイスで測定したデータを「Azure」で収集・分析するIoTソリューションの提供を今年中に開始する。