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SBSロジコム/物流センターの印象品質の改善で成果発表

2015年05月20日/調査・統計

SBSロジコムは5月20日、土浦支店が物流センターの印象品質の改善をテーマに発表を行ったと発表した。

土浦支店が物流現場改善について優秀事例に選抜され、4月21日開催の「全日本物流改善事例大会2015」の大会1日目に、物流センターの印象品質の改善をテーマに発表を行ったもの。

SBSロジコムは、茨城県かすみがうら市の大手スーパー、カスミのカスミ中央流通センターを納品で訪れるドライバーの応対を改善した、ドライ検収担当の女性チームによる「私たちにできること 顧客感動への取り組み」を土浦支店大槻直紀課長が発表した。

カスミ中央流通センターは、北関東を中心にカスミの100店舗超をカバーする基幹センター。改善は、「納品作業を短時間で済ませたい、事務所に誰もいないことが多い、作業動線を短くし
て欲しい」などセンターにとって顧客であるドライバーの声が起点となりスタートした。

環境の改善では、事務所のレイアウト変更で対応迅速化を図り、留守対策としてパソコンと内線電話を使い作業中のメンバーと連絡を取れるようにして待ち時間を短縮。業務の改善では、人の動きを把握することに着目し、事務メンバーの見える化、現場作業員の見える化、そして顧客の見える化に取り組み、試行錯誤を重ね管理板の工夫や構内電話の活用などで克服した。

結果、検収待ち時間3分以上、顧客の納品作業全体で約18分の短縮に成功した。
コーディネーターで生活協同組合連合会コープネット事業連合店舗営業部物流企画課長の福島氏は「ドライバーをお客様(顧客)としてセンター運営を見直すという切り口が新鮮。いろいろな物流センターに出入りしているドライバーの評価を高めることは重要な視点だ」と講評した。

なお、大会は、物流現場の改善活動の発表の場として公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会などが主催。29回目となる今年は 30 事例が優秀事例に選ばれ、4月21日の大会1日目には物流企業や荷主企業など200名超が参加し、14社15事例が発表された。

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