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JR貨物/2014年度の輸送実績、コンテナは0.1%増

2015年04月17日/調査・統計

JR貨物は4月16日、2014年度の輸送実績を発表し、コンテナは2154万2000トン(前年比0.1%増)、車扱877万トン(7.6%減)、合計3031万2000トン(2.2%減)だった。

2014年度は、10月の台風18号の上陸に伴う東海道線の不通のほか、台風 8・11・19号(7月中旬、8月中旬、10月中旬)の接近・上陸に伴う輸送障害や12月に爆弾低気圧による輸送障害が発生した他、6月の江差線での貨物列車の脱線事故、7月の中央西線不通の影響等により、高速貨2034本、専貨170本が運休した(2013年度は、高速貨1730本、専貨57本が運休)。

荷動きについては、上期は前年と比べ自然災害による影響も少なく、前年を上回って推移したものの、下期に入り、台風18号に伴う東海道線の不通、また景気回復の停滞感による生産減、前年3月は消費税増税前の増送があったこともあり、年度全体では前年を下回った。

コンテナは、農産品・青果物については北海道産の玉葱を中心とした野菜類、また、民間流通米と政府米(飼料米)が増送となった。

食料工業品は新潟地区の菓子類が好調な発送を継続、紙・パルプ、積合せ貨物、化学薬品については前年を上回った。

一方で、自動車部品の現地調達化、また、家電・情報機器(白物家電)、化学工業品(洗剤等)が消費税増税後の反動による買い控えにより減送となった。

結果、コンテナ全体では前年比0.1%増となった。

車扱では、北海道地区の石油輸送終了、暖冬による石油関係の需要減により、全体で前年比7.6%減となった。

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